「BCPなんてうちみたいな小さな会社には関係ない」——そう思っている経営者が多いですが、実は中小企業こそBCPが重要です。大企業は災害後も人・資金・拠点があって何とかなりますが、中小企業は一度の大きな被害で廃業に追い込まれるケースが少なくありません。
BCPとは何か
BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)とは、災害・事故・感染症などの緊急事態が発生した時に、事業を継続・早期復旧させるための計画です。「何が起きたらどう動くか」を事前に決めておくことです。
中小企業のBCPは「3つの問い」から始める
- どんなリスクが考えられるか? — 立地(洪水・土砂・地震)、業種(火災・感染症・取引先倒産)
- 何が止まったら事業が続けられないか? — 主力設備・主要取引先・基幹人材
- 代替手段はあるか? — バックアップ拠点・代替サプライヤー・テレワーク可否
まず1枚の「緊急連絡シート」から
立派なBCP文書を作る必要はありません。まず「緊急時に誰に何を連絡するか」の連絡シートを1枚作るところから始めましょう。それだけで有事の初動が大きく変わります。
損害保険との組み合わせが重要
BCPは「損害を最小化する計画」ですが、損害保険は「損害を金銭で補填する仕組み」です。BCPと保険を組み合わせることで、被災後の復旧スピードが格段に上がります。定期的な保険内容の見直しも忘れずに。